ドキュメンタリーとしては、久々に一気読みしました。菅家さん冤罪事件で知られる、「足利事件」が、実は「北関東連続幼女殺人事件」と言う、栃木県足利市、群馬県太田市という隣接する2市で、5人の少女が姿を消した事件の事で、その事を丹念に調査したドキュメンタリーです。この本のことはHONZの書評が詳しいのですが、「冤罪が証明された」と言う事は、真犯人が別にいて、自由に世の中で暮らしていることの証明でもあり、何より逃げ回っている未解決事件の犯人を想定した時効と違い、冤罪被害者の有罪確定以降は捜査もされないと言う事実。そして、連続にしても単独にしても、足利市太田市で5人の少女を拉致殺害した(一人行方不明)犯人は、いまだに世の中で次の犠牲者を探しているかもしれない。「釈放されたけど本当は犯人なんじゃないの?」とか「容疑者として疑われる何かがあったんじゃないの?」と、思うかもしれない。私もこの本を読み終わるまでは、それに近い考えを持ってました。その判断をする情報のほとんどは、新聞やラジオ、テレビから得ています。ネットもしかり。間違ってた。報道が真実だけじゃ無いのは、原発事故報道でわかってしまった。その報道のニュースソースがどこにあって、誰が何の意図でその情報を流したか?考えなきゃいけない。この本、一読の価値はあると思います。Amazonじゃ在庫切れですが、本屋では普通に売ってました。